コメント集

  • 映画『飢えたライオン』へのコメントをご紹介致します。
  • 徹底したワンシーンワンカットが
    終盤で一瞬だけ乱れる。
    そこに監督のメッセージがある。
    無慈悲で無自覚で狂暴なネット。
    ネタとしてひたすら消費するメディア。
    観終えて気づく。
    このライオンたちは飢えていない。
    面白半分なのだ。
    森 達也(映画監督・作家)
  • 生々しい、この言葉しか浮かばない。
    どこにでもいる平凡な人間が持つ憎悪と狂気。
    言葉の凶器は刃物のように心をえぐり続ける。
    あなたは現実に起きている
    ネット社会の闇を直視できますか。
    噂、フェイクニュース、中傷、
    情報化社会に足を踏み入れている
    全ての人に観て欲しい。
    スマイリーキクチ(芸人)
  • 当事者の声は届かない。
    社会は圧倒的に事実に無関心だ。
    人は事実であるかどうかよりも、
    自分の見たいようにものごとを見、
    聞きたいようにものごとを聞く。
    人は、自己の内的世界を真実と信じるのだ。
    松本 麗華(執筆家・カウンセラー)
  • インターネットというジャングルの中に、
    「飢えたライオン」は潜んでいる。
    あふれる「情報」がいつ、
    だれに対して、その牙を剥くのか。
    一人一人があまりにも無防備に
    情報の藪の中で生活していることを思う。
    信じられるものは何か。
    映画を通じて、改めて問い直している。
    稲澤 裕子(昭和女子大学特命教授)
  • 私はいま、怒っている。
    ある一人の少女が、慎ましく生きていた少女が、
    ある日突然欲望の対象とされ、凌辱されていく。
    なぜ?どうして?
    ああ、女だというだけで、
    性的存在であるというだけで、
    こんなにも重い十字架を背負わされる社会。
    何より憎いのは、怒りの声がいつの間にか、
    ゴシップのまなざしでかき消されていくことだ。
    この映画を観る全ての人が、
    どうかあの「まなざし」から
    彼女を救ってくれますように。
    北条 かや(著述家)
  • まんまと試されてしまったー。
    この映画は、さながら一人の女子高生のショーであり、
    かつ、その奥にもっと恐ろしい仕掛けが隠されている。
    「観ていたはずが、観られていた。」
    それが“現在(いま)”だー。
    緒方監督の徹底した俯瞰の目と、
    底意地の悪さ(褒め言葉です)、
    唯一無二。必見です。
    春本 雄二郎(映画『かぞくへ』監督)
  • 頑張ってるYouTuberより、
    嫌がってる一般人の方が好きでしょ
    レストランの飯より、生き餌を嬲る方が好きでしょ
    もしもあなたが道端でうんこを漏らしたとしても
    明日にはもう忘れた振りして接してあげる
    例え振りでも、上品面してる私の方が美しいから
    水井 真希(映画監督・女優)